
先週、東京に行く用事があったので、ついでに国立新美術館で行われている
「安藤忠雄展 挑戦」を見てきました。開催が今月の18日までなので
平日にかかわらず、すごい人出。展示されているのを見るだけで、かなり
待たなくてはならず、270点の展示物を見るだけで4時間弱かかり、見終
わるとヘトヘトになりました。すごかったのが実物大で野外に作られた
大阪・茨木にある光の教会のインスタレーション(空間全体を体験できる
表現方法)。ここだけは撮影OKだったので撮ってきました。
バブルの時代に低予算で依頼されたこの建築。本当は十字架の部分をそのままに
しておきたかったらしいのですが、教会員の反対に遭い、やむなくガラスを
入れる事に。『「寒いときには、身を寄せ合い、心を寄せ合うのが、本来の教会
の姿ではないか」という考えを今回のレプリカで実現できたのが良かった。』
とはご本人の談。無駄なものを一切排除したシンプルな構造と自然の光で
造られる十字架にしばし見惚れていました。
気になったのは何人かの方が使っていた音声ガイド。安藤さんの解説が
聴けるらしいのですが、ぶっちゃけトークがかなりあるようで、一人で
クスクス笑っているのがとても楽しそうでした。大阪弁バリバリでの
お話しなので、より面白く感じるんでしょうね。(笑)