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鰻の行く末

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昨日は土用の丑でしたね。全国の鰻屋さんは大変だったのでしょうね。土用の丑、年に2回の時と1回の時が
有るそうで、今年2016年は昨日の一回だけだそうです。少し前(2週間ほど前)のことですが、もうすぐ土用
の丑だし、という事で下諏訪のうなぎ屋さん「小林」に行ってきました。以前行くのが遅くなり、「すでに売り
切れました」と言われ。残念なことになった覚えがあるので、今回は行く前に電話をすると、「今日は入荷が
少ないので早めに来店して頂かないと、お出しできません」との事。急いでお店にgo!

お店につくと今度は「本日は『上重』のみのご注文となります」ドンドン選択肢が減っていくなと思いながら
注文。で、肝焼きと骨せんべいを食べながら待っていると、うな重登場! で、上の写真が『上重』。

味は申し分なく、とても美味しくいただきましたが、好きなメニューを選べなくなり、一番うなぎの量が少ない
上重のみというシステムになっているのが悲しかったです。もちろん鰻が貴重になってきているのは知って
いますし、仕入れの値段も高騰しているのは分かっているのです。最近のニュースで、鰻屋さんの方で天然鰻
の仕入れを天然鰻の保全の為に控えているとか、世界的に鰻の捕獲を控えるような動きが出ているとか
国際自然保護連合のレッドリストに入るかも、などなど。残念な情報が次々入ってきます。
ですから、しょうがないのは百も承知。あと、数年もしたら、うな重の鰻は
この量の半分くらいになるかも、と勝手に悪い方に悪い方に想像してしまいます。

好きな日本の食べ物の一つである鰻のことなので、将来のことを考えると、とても暗い気持ちになりますが、
2010年に完全養殖に成功しているのが、一つの希望ですね。クリアすべき問題がまだまだあるそうですが
不明なことが多い鰻の生態の解明と完全養殖のブレイクスルーがあると、また以前のように食べら
れるかもと、少しは明るい気持ちになりました。貴重な鰻、これからもしっかり味わって
有り難く頂く事を心掛けようと改めて思いました。


by ri-bonheur | 2016-07-31 12:26 | 料理 | Comments(0)
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