
今が旬のイサキ。三枚におろして、骨を抜き、あとは皮にシズレを入れ形を整えて準備完了。
脂ものり、触っているだけで美味しいのが分かりますね。
横の包丁ですが、和食で使う出刃包丁。自分は洋食を作るコックですが、魚をおろすときには、いつも
この包丁です。実は大工だった祖父の形見です。大工なのに包丁?と思いますが、上棟式などで
頂いた鯛なんかを自分でおろしていたのでしょうか。聞いていないので解りませんが……。
亡くなった時に父がもらったそうです。父は料理が出来ませんので、一代飛んで自分が愛用。
研いで刃が少し短くなっていますが、適度な重みと刃の分厚さが良い感じで、それほど高価なもの
ではないと思いますが、とても重宝しています。力を使わないでも、細い骨など、ものともせず
素早くおろせます。これからも大事に使っていくつもりです。