妖しい桜

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写真は今月初旬、花盛りの千鳥ヶ淵のライトアップされた桜の木々ですが、このような夜に桜を
見ると、梶井基次郎の「櫻の樹の下には」という短編小説の冒頭をいつも連想します。

「櫻の樹の下には屍体が埋まつてゐる」というショッキングな冒頭文を確か中学くらいの時に読んだ記憶があります。
あれほど美しい木の下には何かきっとあるのだという主人公の思いが、当時はあまりピンとこなかったのですが、
何時からか少し理解できるようになってきました。主人公がそのような突拍子もないような想像をすることで自らを
納得させようとしているということらしいのですが。美しさに不安を感じるほどのものを桜は持っているという事なのでしょうね。

これくらい人があふれていると怖さや妖しさをそれほど感じませんが、人気のない公園や山の中で満開の桜を
見るとそういう感覚が頭に浮かんできます。皆さんはいかがですか?

ちなみにこの桜を見ているときにいろんな方を見ました。ほとんどの方は写真を撮ったり、お酒を飲んだりですが
この日は尺八を吹いている方が(!)しかもいろんな曲をメドレーで、ほぼ日本で昔から尺八で演奏されるもの
だったのですが、なぜかその中に「となりのトトロ」が。なぜトトロ??? 何か理由があるのでしょうか??
ズーッと気になったままです。(笑) 昨日の雨と風でこの桜はほとんど散ってしまっているでしょうが、長野の桜は
これからです。来週くらいには下の街や高遠城址公園の桜も見頃となるでしょう。



by ri-bonheur | 2016-04-08 19:34 | 花、ハーブ | Comments(0)
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